「(京都)嵯峨の立釈迦、さぬきの寝釈迦」として、古くよりその名は知られてきました。が、「さぬきの寝釈迦」はただの寝釈迦ではありません。涅槃の釈迦の周囲には、嘆き悲しむ十大弟子や羅漢聖衆、さらに動物たちまで涅槃図さながら。天井からは釈迦の母・摩耶夫人が迎えにこようとしています。この涅槃世界を見守るのが、阿弥陀・釈迦・弥勒の本尊三仏。三仏堂はまた、涅槃堂の名でも親しまれています。 法然寺におはこびいただいた方には、ぜひ体感していただきたい立体涅槃世界です。